百段階段ひなまつりと花嫁行列

今でこそ花嫁行列はあまり見ない儀式となりましたが、今日は常陸大子にて年に一度の百段階段ひなまつりと花嫁行列が行われるとのことで行ってまいりました。

婚礼の儀礼は結納から祝言、その後まで数ヶ月かけて行われる長いもので、「道具入れ」「嫁入り」「祝言」の三つの行事が結婚の儀礼でした。

昔ながらの、家から花嫁さんがでる「嫁入り」の慣習が残っている地域には、それを楽しむ習慣があるようで、花嫁さんが出る時、花嫁さんがやってくる時、集まった人たちはみなさん今日のようにお祭り気分でわいわいと楽しんでいたようです。

また、「こんな良い娘を嫁に出してなるものか」という花嫁行列の行く手を通せんぼする儀礼上の縁起担ぎもあったらしく、花嫁さんを賞賛する表現とも言われていますが、そこを通してもらうためお菓子を配って進んで行ったとの事。

 

婚礼の儀式や儀礼には縁起担ぎが多く、地域により慣習は様々。
近年では簡略化された結婚式ばかりになり、なかなか古くから伝わる儀式を見ることが出来ないので、今日は花嫁行列の華やかさを間近で見れて感動しました。

「花嫁さんは町を明るくする」そして、町の人々の「お祝いする気持ち」が溢れ素敵な時間や空間を生み出したのだと、今回の花嫁行列で主催者側のサポートをしていた ただ一人のウエディングプランナーの山本恵さんが仰っていました。

 

お手伝いさせて頂く私たちも同じようにあたたかい気持ちになるのは、ゲストの皆様の「お祝いする気持ち」が溢れているからなんだ。
だからこそ、大切に創り上げていきたいと思えるのだと感じました。

 

私も軽井沢の地で、「お祝いする気持ち」を大切に、町の人々を笑顔で包み込むようなご結婚式のお手伝いがしたいと強く思いました。

 

とても楽しく勉強になった一日でした✨

Juno Wedding
青木純子

花嫁行列